校友会会長 安藤伸樹

校友会員の皆様へ

校友会員の皆様。お元気でお過ごしでしょうか?
 私が校友会長に就任し、早くも3年が経ちました。2017年4月14日に、就任のご挨拶文を校友会ホームページに掲載させていただきました。
 それから3年余りの時間が経過し、現在我々はこれまで経験したことのない「新たな日常」と言われる世界での生活を強いられています。
 新型コロナウィルス感染拡大の話をすると長くなってしまいますので、ここではこれまでの校友会長としての3年強の間に、校友会長として活動して来たことを振り返りつつ、その間に感じたことなどを綴ってみたいと思います。

その前に先ず、個人的なことで大きな変化がありましたので、ご報告しておきます。前回メッセージを書いた時には、日本通運健康保険組合の理事長をしていたのですが、厚生労働省からの要請で、その年の10月から全国健康保険協会(現在の加入者数は4,000万人超)の理事長に就任し現在に至っています。そのため、校友会長の仕事(それほど多くはありませんが)に専念することができず、申し訳なく思っています。

校友会長として主にやってきたことは、

  • 幹事会の招集と運営
  • 支部総会への参加(海外も含む)
  • 大学の主要イベントへの参加(入学式、卒業式、南オレゴン大学学生との交流会etc.)
  • 大学の評議委員会への出席

毎年秋から冬にかけて、日本全国にある支部で、支部総会が開催されます。開催されるのが主に土曜日なので、スケジュールの合う時には、副会長たちと手分けして、できるだけ参加するようにしました。そこで感じたのが、出席者人数の少なさと、高齢化です。なんとか、若い方達の参加を促せるようにしたいですね。
 一方で、嬉しかったのは、中国、韓国(台湾でも実施予定だったのですが、台風の影響で中止となってしまいました。)での支部総会です。支部長がSNSで全国に広がっている卒業生たちと繋がって連絡を取り合い、遠くに住んでいる人達も参加してくれたこと。そして、何よりもそれぞれの人たちが母国で活躍していることが嬉しかったです。
 また、大学の主要イベントにおいて、入学式、卒業式に来賓として参加し祝辞を述べることが、大切な役割なのですが、私の仕事と重なり、参加できないことも多く、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、学生達の生の声と熱気を感じられる良い機会であり、できる限り参加をし、少しでも彼らの力になれたらなと思っています。

大学創立50周年記念行事で始まった、米国南オレゴン大学(SOU)との交流事業は、学生たちにとって、大変有意義なものであると実感しました。この事業は、SOUの学生5名を毎年RKUに招待し、2週間日本での生活や授業をRKUの学生らと共に体験しもらうものです。たった2週間ですが、彼らを迎えるために、かなり前から学生たちは入念な準備をしたうえで本番を迎え、日米の学生が時間と経験を共有していました。たった5名のアメリカ人学生ですが、彼等が日本に来てくれて、2週間RKUの龍ケ崎、新松戸両キャンパスで時間を過ごすことにより、本学学生との交流の場が広がっていきました。校友会としてもこの取り組みは、今後も継続していけるように、後押しをしたいなと思っています。一つ欲を言えば、SOUの学生たちの滞在先をホームステイができるようになればいいなと思っています。

最後に、校友会として今後力を入れて行きたいなと思っていることを簡単に述べさせていただきます。そもそも校友会設立の目的は、会則の3条に、「本会は会員相互の親睦を図り、併せて母校流通経済大学の見学の精神に則り、その発展に寄与することを目的とする。」とあります。校友会そのものが、卒業生がサポートを必要としている時期に、何らかの形でサポートができるような、校友会にしていきたいと感じています。そのためには、先ず、会員相互の親睦をより図りやすくするために、校友会ホームページのリニューアルを図り、相互にコミュニケーションが取れるようなプラットフォームづくりができたら良いな、と考えていますので、是非今後も、校友会HPへのアクセスを定期的にしていただければと思います。

冒頭申し上げたように、新型コロナウィルスの感染拡大は当分の間収まりそうもありませんが、「正しく恐れる」ということが大切で、感染しない・させないための「新生活様式」を守っていれば大丈夫です。当分の間不自由な生活が続きますが、コロナに負けないように、お元気でお過ごしください。また、皆様とお会いできる日を楽しみにしています。

以上
2020年8月